バイクの免許が取得できたら、いよいよ自分のバイクで公道デビュー!
はじめてのバイクは、どれを選ぼうか迷いますよね~。
基本はもちろん「自分のお気に入り」を選べば後悔が少ないです。長い付き合いになりますからね。
ただ「目的」に合ってないバイクを選ぶと、買ったあとで非常に後悔します。バイクの維持費も馬鹿になりませんからね。イマイチな上に経済的な負担となれば、心にもお財布にも痛いです。
そこで今回は、バイク歴の長い私が「はじめてのバイク」を選ぶ際のコツやポイント、さらに購入時の注意点についてアドバイスしてみます。
初バイクの参考になれば幸いです!
バイク初心者におすすめの「バイクの選びかた」/初心者が初めてのバイク選ぶときに注意したい3つのポイント
はじめてのバイク選びのコツは?
まずは「バイクに乗る目的」を定めよう
【行き先を考える】通勤用?趣味用?買い物用?
通勤のみの利用なのか、それとも日常用として乗るのか、バイクに乗るシーンや目的、使い道をある程度決めておくと、バイク選びがやりやすいです。
通勤用 | 毎日利用するものですから、なるべく車重が軽くて小さなサイズが便利。 排気量が小さいほど、取り回しもしやすいですよ。 |
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買い物・日常用 | 積載量が豊富なスクーターならば、利便性が高いです。 荷掛けフックや小物入れ、充電用ソケットなどのオプションが充実しているので、日常用にも便利。 |
趣味用(主にツーリング) | 自分の好みに合わせて選ぶと、後悔が少ないですよ。 はじめてのバイクは思い入れも強くなりますから、自分が心から納得できるバイクが最適! 今後のバイクライフも、さらに充実することでしょう。 |
【距離で考える】遠距離用?街乗り用?
バイクを乗るときに、長距離移動が多いのか、街乗りがメインなのかでも、最適なバイクが異なってきます!
遠距離用 | カウル付きのバイクなら、風を遮ってくれるので、疲労が溜まりにくいです。 また排気量も大きいほどアクセルを大きく捻らずに済むので、右手も楽ちん。 |
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街乗り用 | ストップ&ゴーや、狭い道の通行が多くなります。 トルクの太いバイクや、操作に癖のないバイクのほうが、使い勝手が良いでしょう。 |
【速度で考える】スピード派?ゆったり派?
バイクの車種によって、スピードの出方やパワーも異なります。
スピード派 | ギアをたくさん操作してアクセルを回す快感がお好みなら、小排気量のものがおすすめです。 とくに高回転域でのレスポンスが良いバイクなら、気持ちのいい疾走感を楽しめるでしょう。 (ただし、スピードの出しすぎには注意!) |
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ゆったり派 | 排気量が大きくなるほど、アクセルの開度やギアチェンジの回数が減ります。 アメリカン系なら、姿勢も楽ですから長時間の移動でも苦になりにくいです。 景色を楽しみながら、のんびりツーリングできますよ。 |
初心者バイクは新車or中古、どちらがいいの?
自分の目的・状況に合わせて選ぶと良いでしょう。
中古 | ・身近にバイクの整備に詳しい人がいる ・信頼できる中古バイク屋さんがある ・欲しいと思っているバイクが中古でしかない |
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新車 | ・バイクの整備に詳しくない、周辺に詳しい人がいない ・真新しいものが好き ・故障のリスクが少ないものが良い |
初心者は排気量のステップアップが必要?
バイク初心者なら、なるべく「250cc→400cc」といったように、小排気量からステップアップしていくことをおすすめします!
最初は安全のためにも、バイクの操作に慣れることが重要。小排気量なら取り回しが楽ですし、軽いので引き起こしもしやすいです。
徐々に慣れていって、自信が付いたら、大きな排気量へと挑戦していくと良いですよ。
バイクの維持費や予算も考慮しよう
バイクは所持しているだけでも、自動車税などの税金や任意保険代がかかります。突然の支払いに焦らないように、年間維持費がどれくらいになるのか、把握しておきましょう。
任意保険代は、排気量が小さいクラスほど節約できます。たとえば125cc以下なら、自動車保険で付帯する「ファミリーバイク特約」が利用できますので、年間8,000円ほどで済むのです。
250cc以下なら車検が不要となるので、2年に1回、重量税や代行手数料を支払わずに済みます!
また年式が新しいバイクほど、故障のリスクが少なく、消耗品の交換も少なく済みます。メンテナンス代が安くなりますが、車両価格が高くなる傾向にあります。
こうした維持費を考慮して、年間でどれくらいの費用なら捻出できるか、検討しましょう。
初心者の上手なバイクの選び方!
自分の好み・フィーリングと合うかが重要!
最初に購入するバイクは、やはり思い入れが強くなります。もしも自分が納得できないものを選んでしまうと、「こんなはずでは……」と後悔し、最悪の場合、バイクに乗るのも嫌いになってしまうケースも。
経済的な理由などで選択肢がない場合は仕方のないことですが、なるべくなら、自分が心から「コレに乗りたい!」と思えるものを選ぶと良いです。
自分の好みに合うバイクは、見た目の要素が大きいです。まずは、インターネットや雑誌などで、いろんなバイクの車種や形を見てみましょう。そして、自分が気に入ったデザインや車種を把握して、「自分はこういうのが好きなんだなぁ」と把握しておくと良いですよ。
自分が「コレだ!」と思えるデザインや車種を見つけたら、実際にバイク屋さんに足を運んで、実車を見てみましょう。「想像していたものと、なんだか違う…」といった齟齬をなくすためです。
筆者も、最初にバイク雑誌を眺めていたときは「カウル付きが良い!」と思っていました。ですが実際にカウル付きを見たら、想像したよりも角ばって見えて好みと合わなかったので、後にネイキッドへと変更した経験があります。
まずは抽象的でも良いので、自分の好みを見つけましょう!
チェックしておきたい3つのポイント
具体的に欲しい車種が決まったのなら、以下の3つのポイントは大丈夫かどうか、確認しておくと安心です!
【1】足つき
バイクを直立させたとき、最低でも両足かかとは着いた方が安心です。片足しか着かない状態だと不安定になりやすく、転倒のリスクも高まります。しっかりと確認しましょう。
どうしても足つきが悪いようなら、「厚底ブーツでもギアの操作がしやすいか」「ローダウンシートがないか」「車高を低くできるか」を確認しておくと良いでしょう。
【2】乗車姿勢
バイクの乗車姿勢は、車種によりさまざまです。スポーツバイクだと前屈みになりやすく、アメリカンだとゆったりとした乗車姿勢になります。
高速道路走行なら、前屈みのほうが風の影響を受けにくいですし、長距離移動ならゆったりとした姿勢が楽ちんです。
また姿勢によっては、腰痛や肩こりの影響も違ってきますから、自分が苦にならないものを選ぶと良いでしょう。
【3】実際に乗っている人の感想
バイクの性能や特徵は、数値だけでは分かりません。やはり実際に乗っている人の感想や体験が、重要です。
ネット上には、バイクの評価や口コミが数多くあります。それらを参考にして、実際に自分が乗っているのをイメージしつつ選ぶと良いでしょう。
とくに初心者には、
- 操作に癖がない
- トルクが太い(エンストしにくい)
- 初心者にはピッタリ
などの評価が多いバイクだと、安心ですよ。
バイクを購入する時はここに注意しよう!
中古バイクの走行距離はあてにならない
中古バイクを選ぶ際に、「走行距離」を気にする方が多いと思います。しかし走行距離は、簡単に偽装できます。巻き戻しやメーター交換をされれば、実際の距離が分かりません。
とくに250cc以下のバイクは、車検証がありません。走行距離の記録が残らないので、本当の走行距離を知るのは困難でしょう。
あくまでも、中古バイクの走行距離は「目安」として考えましょう。
ヤフオクなどの個人売買は避けよう
ヤフオクなどのインターネットオークションでは、バイクが格安で売られています。しかし、初心者でバイクに慣れていない、または整備などに詳しくないのなら、利用は避けましょう。
出品事項に「整備済みです」と記載してあっても、本当に整備してあるのか、保証はありません。また整備してあったとしても、本当にトラブルが起こらないとは言い切れません。当然、補償がないケースがほとんどですから、全て自己責任となります。
トラブルを避けるためにも、信頼できる中古バイク屋さんで購入しましょう!
高価なバイクや人気車種は盗難対策をしっかりと
バイクはとくに盗難が多く発生しています。
新車で購入したバイク・中古で人気のバイクなどを購入したら、車両保険に加入したりロックを強化するなど、盗難対策をしっかりと施しましょう。
主な盗難対策
- 車両保険に加入
- バイクカバーをする
- ガレージや創庫などの室内に保管
- チェーンロックなどで他の建物としっかりロック
- エンジンをかけっぱなしにしてコンビニなどに入らない
まとめ
今回は初心者がバイクを選ぶときのコツやポイントなどをご紹介しました。
はじめてのバイク選びは、とてもワクワクしますよね。自分の初めての相棒ですから、なるべく後悔のないようにしたいものです。
自分の好みに合わせつつも、目的や年間維持費などをしっかりと考えながら、選んでいきましょう。
本当に納得できて、「コレだ!」と思える1台に出会えたのなら、ツーリングがもっともっと楽しくなるはずです!