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300ccバイクは中途半端? 300㏄バイクの魅力と特徵を解説します!

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普通自動二輪免許を持っている方にとって、300ccのバイクはどのように見えるでしょうか。

 

「車検があるから嫌だ」
「400ccほどの迫力がない」
「どっちつかずで、その特徴がよくわからない」

 

恐らくこんな感想を抱く方が多いかと思います。

 

日本国内ではあまりパッとしない300cc規格ですが、実は世界の小型排気量ではメジャーなんです!

 

300㏄は車検があるので維持費がネックとなりがちですが、やはりパワーやトルクが250ccよりある分、余裕を持った走行が楽しめる魅力があります。

 

今回は、あまり注目を浴びない「300ccバイク」について、世界の免許事情も交えて紹介しつつ、いま現在日本国内で販売されている300ccバイクについて解説します。

 

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300ccバイクは中途半端? 300㏄バイクの魅力と特徵を解説します!

 

300ccバイクは世界における小型バイクの主流!

 

日本の免許制度の場合、300ccに乗れるのは「普通自動二輪」「大型普通自動二輪」免許となります。

 

普通自動二輪で乗れる最大排気量は400cc。また、車検がなくて維持費が安いのが250cc。多くの人は、どちらかの排気量を購入するかで迷いますよね。

 

つまり300ccはこの中間に位置するので、なんだか中途半端な印象となりがちです。

 

ですが、海外の免許制度は日本とは異なります。

 

おおよそ「125cc~150cc」で区分されていますから、日本のような中途半端な印象はありません。

 

アメリカの場合

 

バイクに乗るための免許は「150cc以下」のM2、「排気量無制限」のM1、この二種類だけ。州によっては、自動車の免許に自動で付帯するところもあるようです。

 

タイの場合

 

排気量無制限の1種類のみ。実技と筆記に合格すれば、いきなり大型バイクに乗れちゃいます!

ですが街中を走っているバイクのほとんどは小型で、300ccあたりの排気量が主流です。

 

ヨーロッパの場合

 

排気量別にみると、「50cc以下」「125cc以下」「排気量無制限なし」の3種類となります。しかし排気量だけではなく、パワー(馬力)も関係してくるので、少し複雑となっています。

 

つまり300ccバイクは、「世界戦略に重点を置いた排気量」ということですね。

 

300ccバイクのメリット・デメリット

 

メリット

 

400ccよりも取り回しやすい

 

300ccバイクのほとんどは、「250cc」の車格を元にして作られています。
そのため、400ccのような重量や大きさはないので、取り回しがしやすいです。

 

250ccよりもパワーに余裕がある

 

250ccよりも排気量が50ccアップしているので、その分パワーもあります!

 

デメリット

 

250ccと比較すると、車検がある

 

日本では「250cc以下」なら車検がありませんから、どうしても「経済面」の壁があります……。

 

400ccよりはパワーが劣る

 

仕方のないことですが、400ccより排気量が劣りますので、パワーが落ちます。

 

日本だとやはり中途半端……

 

車検の排気量や免許制度の区分を考えると、やはり日本国内では「中途半端感」が否めません。

 

とはいえ、300ccには300ccにしかない魅力もあるのです!

 

次の項目では、実際に販売されている300ccバイクをご紹介します。同じシリーズの排気量と比較しながら、その魅力を具体的に探っていきましょう。

 

国内で販売されている主な300ccバイク(例外あり)

 

MT-03

 

MT-03/MT-25 – バイク・スクーター | ヤマハ発動機株式会社

 

ヤマハが販売している、2気筒の300ccバイクです。正確には「320cc」となります。

 

近代的なスタイリングが人気で、操作も癖がなく扱いやすいので、初心者にもおすすめの1台です。

 

MTシリーズには、現在4種類が販売されています。

 

  • MT-25/03(249cc、320cc)
  • MT-07(688cc)
  • MT-09(845cc)
  • MT-10(997cc)

 

普通自動二輪のみ免許を所持している人なら、「MT-25」「MT-03」のどちらかで迷うと思います。

 

以下、2つのスペックを比較してみましょう。

 

  MT-25 MT-03
車重(kg) 166kg 166kg
全長・全幅・全高(mm) 2,090/745/1,035 2,090/745/1,035
シート高(mm) 780mm 780mm
馬力 35PS 42PS
トルク 23N・m 29N・m

 

両車の違いは、実は排気量やパワーだけ。同じフレームで作られているので、車格や重量などは同じなのです。

 

馬力にして「7PS」、トルクにして「6N・m」の違いがあります。当然ですが、排気量のある「MT-03」だとパワーがあるのがわかりますよね。

 

この違いを体感しやすいのは、高速道路や上り坂でしょう。

 

250ccでも高速道路や幹線道路を運転できますが、中速域からのパワーが不足しがちで、「もう少しパワーがあれば…!」と歯がゆい思いを抱えることが多いです。

 

また勾配が坂道でも、基本はギアを1つ下げて運転することが、多くなります。

 

一方の320ccなら、250ccで不足しがちな中速域のパワーを補ってくれます。アクセルを思い切り回さずともパワーが出ますので、まさに「かゆいところに手が届く」!

 

坂道も同じで、250ccであればギアを落とす場面でも、320ccならそのまま登れるシーンが多くなります。ギアチェンジが少なくなりますし、パワーに余裕があるので、精神面にも余裕が持てるようになりますよ!

 

経済面がどうしても厳しい方なら「MT-25」ですが、筆者としては、パワーがあってゆったり運転を楽しめる「MT-03」をおすすめしたいです。

 

YZF-R3

 

YZF-R3 – バイク・スクーター | ヤマハ発動機株式会社

 

こちらの300ccバイク(正確には320cc)も、YAMAHAが販売しています。2気筒のスーパースポーツモデルであり、その格好いい見た目から若者に人気がある車種です。

 

YZFシリーズは、一般モデルが2種類あり、その1つが「YZF-R25(250cc)」です。スペックを比較してみましょう。

 

  YZF-R25 YZF-R3
車重(kg) 167kg 170kg
全長・全幅・全高(mm) 2,090/730/1,140 2,090/720/1,135
シート高(mm) 780mm 780mm
馬力 35PS 42PS
トルク 23N・m 29N・m

 

数値でみると、R3のほうが若干小柄ですが、3kgほど重くなっているのがわかります。

 

「MT」と同様に、300ccモデルの方がパワーがありますね。

 

250ccである「R25」の特徵の1つは、高回転域の伸びが優れている点です。回した分だけ加速してくれるので、アクセルを回す楽しみが味わえます。

 

対して300ccの「R3」では、数値でもわかるとおりパワー(主にトルク)があります。このトルクがあるおかげで、アクセルをそこまで回さずとも、力強い加速をしてくれます。

 

たとえば街乗りならエンストの心配が少ないですし、ギアチェンジを頻繁にせずに済むので、楽に走れます。

 

アクセルをギュンギュン回して「バイクに乗ってるぜ!」感を楽しみたい方は「R25」(ただしスピードの出しすぎには注意!)、安定して楽に走行したいなら「R3」です!

 

公式HPにも、R25とR3の比較サイトがあるので、参考にしてくださいね。(教えて!何が違うの?R3とR25? – バイク・スクーター | ヤマハ発動機株式会社

 

Z300(国内では販売されていない)

 

KAWASAKIの人気モデル「Z250」の300cc版です。正確には「296cc」となります。

 

こちらは残念ながら、日本国内では販売されていません。

 

海外仕様専用モデルとなり、主にタイやマレーシアなどの東南アジアにて販売されているようです。

 

国内では、小型で「Z125 PRO」、そして2019年2月にフルモデルチェンジされた「Z400」と「Z250」が販売されています。(大型モデルはZ650、Z900、Z1000が販売されています)

 

300ccモデルは海外で売れるので、Zの場合はそちらに注力したと考えられます。

 

国内ではめったにお目にかかることはありませんが、ぜひ海外で人気となってほしいですね。

 

まとめ

 

以上、300ccバイクの特徵や魅力についてご紹介しました。

 

日本ではどうしても「中途半端」感のある排気量ですが、250ccと比較すればやはりパワーに余裕があります。

 

今回ご紹介した車種である「MT」と「YZF」で、「250ccか300cc、どっちにしよう?」と迷っている方。筆者は、経済面で余裕があるなら、ぜひとも「300cc」モデルを推します!

 

ほんの少しのパワー差ですが、この差が心の余裕にも繋がり、よりバイクライフを楽しめること間違いなしですよ!

 

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